なぜ複合ストレッチは、運動中の腰痛に効果があるのか?
運動中、腰に痛みがでるときはありませんか?
「ぶつけたりしたわけじゃないのに」
「転んでないのに」
身体のために一番いいのは、当たり前ですが無理をせずに休むことです。
「マラソン中に痛くなったからって、休みたくありませんよ!」
きっと、そんな方は多いと思います。
なんとかマラソンを完走したい方のために、とっさの場合の腰痛対策の1つとして、今回は「複合ストレッチ」をご紹介します。
腰痛の原因
まずは腰痛の原因についてのお話です。とくに運動中の腰痛の原因は主に3つあります。
腹筋が鍛えられていないから
日頃、腹筋をあまり使っていない人の場合、これが原因で腰痛になりやすい体になってしまいます。
//運動が好きな人でも、案外、腹筋トレーニングは苦手だったり、ややもすると嫌いだったりします//
身体が冷えているから
身体が冷えると、血管が収縮して、血流が悪くなります。これにより疲労がたまりやすくなってしまいます。また寒さから、身体が思うように動かず、姿勢も無理な形になってしまいがちです。
//寒くて震えているだけで疲れませんか? また腰痛だけでなく、肩こりにもなるんですよ!//
身体が固いから
もともと身体が固い人、つまり筋肉がこわばりやすい人にありがちですが、疲労が筋肉に蓄積しやすいです。
//マッサージにいくと、「背中がガチガチですね」とか言われてる人、多いですよね//
日頃の予防
上記の腰痛の原因を見ると、日頃の予防が大切であることが多いです。予防として、以下の3つがあります。
腹筋トレーニング
腹筋を鍛えることで、つまり腰痛が起きにくい身体になっていきます。
温める
普段から身体を冷やさないことで、血行をさえぎらなければ、疲労がたまりにくくなります。すると、日頃に蓄積した疲労を、マラソン大会前に解消することができるわけです。
//疲労は蓄積されていく、ということですね//
ストレッチ運動
筋肉を日頃から伸ばしておくことで、いざ運動を始めたときに、筋肉がほぐれやすい身体になります。
//いわゆる柔軟な身体は、疲れがたまりにくい、という表現があてはまるわけですね//
その場での対処
「日頃の予防やトレーニングが必要なのはわかったよ!」
「それでも痛くなった時にどうすればいいんだよ!」
まさに、この複合ストレッチが効果的です。時間は30秒~50秒くらいです。
複合ストレッチ
複合ストレッチのやり方をお話しします。ぜひ、今、パソコンの前で試しにやってみてくださいね。
(1)起立します
直立に立ってください。
(2)右脚を左脚の前に交差させます
つまり右足の先が、左脚よりもさらに左前にあるわけです。
(3)右手で右脚のつま先を触るように前屈します
もし無理でしたら、触るつもりで右手を伸ばしてください。
(4)息をゆっくり吐きます
腰やお尻が伸びて、心地よくなるくらいの姿勢で、息を吐くのがポイントです。
(5)10秒姿勢をキープします
身体の力抜いてくださいね。
(6)上記を3~5回繰り返します
効果と理由
このストレッチは、以下の4つの部分が伸ばされます。
腰部
ふくらはぎ
臀部(でんぶ)
ハムストリング
脊柱起立筋(上半身の姿勢を維持するための筋肉です)や、大腰筋(上半身と下半身をつないでいますので、股関節を動かすために不可欠な筋肉です)が、このストレッチでほぐされます。
これにより、疲労による炎症や神経の刺激を和らげることができます。
まとめ
走っている時に、止まってしまうというのも辛いですが、なんとかこの複合ストレッチをマスターして、日頃から練習しておきましょう。
めざせ完走! ファイト!!
参考URL
複合(スタティック)ストレッチ
複合ストレッチ(太もも&背中&脇腹&肩甲骨&首)