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[基礎知識]Dockerコンテナ内部のフォルダ構成

6月 11, 2023
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 Docker で作成したコンテナ内のフォルダ構成を確認する方法には、いくつかあるようです。

1.一般的なフォルダ構成

 Docker で作成したコンテナ内のフォルダ構成は、コンテナイメージや設定によって異なる様です。
 ここでは、一般的な場合のMySQLコンテナのフォルダ構成を以下に示します。

  • /var/lib/mysql: MySQLデータファイルが格納されるディレクトリです。データベースのテーブルデータやログファイルが保存されます。
  • /etc/mysql: MySQLの設定ファイルが格納されるディレクトリです。my.cnfや他の設定ファイルがここに配置されます。
  • /var/log/mysql: MySQLのログファイルが保存されるディレクトリです。エラーログやクエリログなどがここに書き込まれます。

 これらは一般的なMySQLコンテナのフォルダ構成ですが、特定のDockerイメージや設定によっては異なる場合があります。カスタムイメージやDocker Composeなどを使用している場合は、設定によってディレクトリの配置が変わる可能性があります。

2.フォルダ構成を実際に確認する方法(その1)

(1)手順概要

 コンテナ内のフォルダ構成を確認するには、docker execコマンドを使用してコンテナに入り、ファイルシステムを探索することができます。以下のコマンドを使用します。

>docker exec -it <コンテナIDまたはコンテナ名> bash

 上記のコマンドを実行すると、コンテナに対して対話的なシェルセッションが開かれます。その後、コンテナ内でフォルダを探索するためにlsコマンドなどを使用できます。

試行例:

 コンテナ内でシェルセッションが開かれたら、cdコマンドやlsコマンドを使用して、フォルダ構成を探索できます。

(2)応用手順

 上記①手順に沿って、ここでは、フォルダ構成を、パイプにより、(例えば、tree.txtという名前の)ファイルに出力し、そのファイルを、コンテナー内部からローカル環境にコピーすることで、上記フォルダ構成を取得してみました。

① MySQLコンテナのシェルセッションを開く

  >docker exec -it mysql8.0.33-container bash

② 内部のフォルダ構成をファイル(tree.txt)出力する

  >ls -R > tree.txt

(一部のフォルダーがアクセス権で開けなかったんですが、これは別途レビューアップしますので、ここでは割愛します)

③ Dockerのコンテナ用コマンド(docker cp)で、MySQLコンテナ内から、ローカル環境に、出力ファイル(tree.txt)を取得(コピー)します。

  >docker cp mysql8.0.33-container:/tree.txt ./tree.txt

④ 取得した出力ファイルの内容を確認する

  ローカルフォルダの出力ファイル(tree.txt)を開くと…

  ↓  …メモ帳で開いてみましたが…

 以上で、MySQLコンテナ内部のフォルダ構成を取得できました。

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