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[基礎知識]Dockerコマンドリファレンス(レビュー)~コンテナ用コマンド~

6月 11, 2023
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 前回「[基礎知識]Dockerコマンドリファレンス(レビュー)~イメージ用コマンド~」でDocker日本語サイト本家「Docker-docs-ja」のDocker管理コマンドをレビューしました。

 今回は、コンテナ用コマンドについて、試行してみます。

 以下は、その際の作業記録です。
 (以降のコマンド実行実例は、前回までに作成した環境におけるDocker Desktop環境です)

 (※上記は、MySQLコンテナを実行した状態である、ということの確認画面になります)

1.コンテナ用コマンド

 Dockerのコンテナ用コマンドは、Dockerコンテナの作成、管理、制御、監視に使用されるコマンドです。以下に各コマンドの具体的な解説と実例を示します。

(1)attach

 docker attachコマンドは、実行中のコンテナにアタッチして、そのコンテナの標準入力(stdin)、標準出力(stdout)、標準エラー出力(stderr)と対話するために使用されます。

>$ docker attach mycontainer

実施例:

① 現在実行中コンテナ状態の確認

② コンテナにアタッチ(attach)

③ 現在実行中コンテナの停止

④ (上記②でアタッチした)attach先の内容

(上記③のコンテナ停止により、MySQLが停止しています)


(2)cp
 docker cpコマンドは、ローカルとコンテナ間でファイルやディレクトリをコピーするために使用されます。

>$ docker cp mycontainer:/path/to/file.txt /local/path/file.txt

実施例は、別記事「[基礎知識]Dockerコンテナ内部のフォルダ構成」をご参照下さい

(3)create
 docker createコマンドは、イメージから新しいコンテナを作成するために使用されます。

>$ docker create myimage:tag

(4)diff
 docker diffコマンドは、実行中のコンテナで行われた変更(ファイルの追加、変更、削除)を表示します。

>$ docker diff mycontainer

(5)events
 docker eventsコマンドは、Dockerデーモンのイベントストリームを表示します。

(6)exec
 docker execコマンドは、実行中のコンテナ内でコマンドを実行するために使用されます。

(7)kill
 docker killコマンドは、指定したコンテナを強制的に停止します。

(8)logs
 docker logsコマンドは、指定したコンテナのログを表示します。

(9)pause
 docker pauseコマンドは、指定したコンテナを一時停止します。

(10)port
 docker portコマンドは、指定したコンテナのポートマッピング情報を表示します。

試行例:

[補足]
 これは、Dockerコンテナ内のMySQLのポート3306が、ホストマシンのIPアドレス0.0.0.0とポート3306にマッピングされていることを示しています。

 Dockerコンテナは、ホストマシンとの間でネットワークリソースを共有するために使用されます。ポートマッピングは、ホストマシンの特定のポートをDockerコンテナ内のポートに割り当てる仕組みです。これにより、ホストマシン上のアプリケーションやサービスが、Dockerコンテナ内のアプリケーションやサービスにアクセスできるようになります。

 例えば、上記の結果では、Dockerコンテナ内のMySQLがポート3306を使用していることがわかります。このポートは、ホストマシンのIPアドレス0.0.0.0(すべてのネットワークインターフェース)のポート3306とマッピングされています。つまり、ホストマシン上のアプリケーションは、ホストマシンのIPアドレスとポート3306を使用して、Dockerコンテナ内のMySQLにアクセスできるようになります。

 この情報は、Dockerコンテナのネットワーク設定やポートマッピングの確認、外部からアクセスする際の接続情報の把握などに役立ちます。

(11)ps
 docker psコマンドは、実行中のコンテナの一覧を表示します。

(12)rename
 docker renameコマンドは、指定したコンテナの名前を変更します。

>$ docker rename mycontainer newcontainername

(13)restart
 docker restartコマンドは、指定したコンテナを再起動します。

>$ docker restart mycontainer

(14)rm
 docker rmコマンドは、指定したコンテナを削除します。

>$ docker rm mycontainer

(15)run
 docker runコマンドは、新しいコンテナを作成して実行します。

>$ docker run -it myimage:tag

(16)start
 docker startコマンドは、停止中のコンテナを開始します。

>$ docker start mycontainer

(17)stats
 docker statsコマンドは、実行中のコンテナのリソース使用状況を表示します。

>$ docker stats mycontainer

試行結果例:

(18)stop
 docker stopコマンドは、実行中のコンテナを停止します。

>$ docker stop mycontainer

(19)top
 $ docker top mycontainer

試行結果例:

(20)unpause
 docker unpauseコマンドは、一時停止中のコンテナを再開します。

(21)update
 docker updateコマンドは、実行中のコンテナの設定を更新します。

>$ docker update –cpus 2 mycontainer

 このコマンドは、Dockerホスト上で、コンテナの消費リソース制限などができます。

(22)wait

 docker waitコマンドは、指定したコンテナが終了するまで待機します。

 このwaitについては、別記事「[基礎知識]docker waitコマンドについて」をご参照下さい。

 以上が一部のDockerコンテナ用コマンドの具体的な解説と実例です。これらのコマンドを使用することで、Dockerコンテナの作成、管理、制御、監視を行うことができます。

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