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AEON横(14km)AEON横(14km) 行きはよいよい 帰りが辛かった
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初心者がフルマラソンで完走するための方法

ランニングを初める目的は人それぞれですよね。

  「気分転換したい」
  「少しやせたい」

最初はゆっくりとウォーキングしましょう。
慣れてきたら少しずつ距離を伸ばしたり、少し走ってみましょう。

  「マラソンを、最後まで歩かずに完走したい」

 

フルマラソンで完走するために何をすればいいのか?

 

いきなり大きな目標ですが、そのために何をすればいいのか、その心構えも含めて、お話しますね。

 

効率的な姿勢(ランニングフォーム)で走ろう

今日のテーマは、走るための効率的な姿勢(ランニングフォーム)です。

  「え?姿勢?足を速く動かせば走れるんでしょ?」

はい、その通りです。短い距離ならば、がむしゃらに足を早く動かせば、そのぶん早く走れます。
ですが、ムダの多い走り方だと、長い距離を走りきることができなくなります。

前回のテーマは、走るときの2つの推進力(求心力と遠心力)についてでした。
こちら>>【初心者/対策】筋力がなくても早く走れるって本当? – 求心力と遠心力 –

今回は、具体的なランニングフォームついてお話します。

1.背筋を伸ばす感覚で

背筋を伸ばす感覚で

たまに見る間違いは、背筋を曲げて走っている状態(いわゆる猫背)です。
疲れてくると上体がぶれてきます。そうすると余計遅くなりますし、腰への負担も大きくなってしまいます。
「頭から背中にまっすぐな棒があると思って」などと表現する方もいます。

【コツ】
走る前に、(両手を上に伸ばして)背筋も伸ばしておくことです。

【双手伸展(シャァシュゥ・シンジェン)等/連効十八法(れんこうじゅうはちほう)】
肩甲骨を中心に、上半身のストレッチができます。背筋も伸びますし、試してみてはいかがでしょうか。
こちら>>双手伸展/練功十八法のすすめ

2.胸を張る感覚で

胸を張る感覚で

胸の骨を開く(開いたような)感覚です。

【コツ】
走る前に、肩甲骨を中心に柔軟体操をしましょう。

【左右開弓(ズァヨゥ・カイキュウ)等/連効十八法(れんこうじゅうはちほう)】
肩甲骨を中心に、上半身のストレッチができます。
こちら>>左右開弓/練功十八法のすすめ

3.顎は少し引く感覚で

顎は少し引く感覚で

激しいスポーツ(例えば競技スキー、ボクシングのように外部から強い圧が加わるもの)では絶対に必要な項目です。身体の軸に頭部を固定する効果があります。ここがぐらついていると、視線がぐらつきますし、口の中を怪我しやすくなったり、首を痛めやすくなるためです。

マラソンは外部から強い圧が加わることは少ないですが、むしろメンタル(精神)面で前向きになることや、呼吸(鼻呼吸)がしやすくなることでメリットがあります。

【コツ】
視線が無理なく正面を見れる範囲内で顎を引きます。首に力は入れません。

【頸項争力(ジンジァン・ジョンリィ)等/連効十八法(れんこうじゅうはちほう)】
首筋を中心に、そうぼう筋等のストレッチができます。
こちら>>頸項争力/練功十八法のすすめ

4.骨盤を前傾する感覚で

骨盤を前傾する感覚で

これもバランス系のスポーツ(例えば競技スキー、基礎スキー)では必要な項目です。身体の重心が後ろに残ってしまうと、スキーだけが先に走ってしまい、いわゆる暴走状態に陥ります。
マラソンの場合も、骨盤が後傾だと身体の重心が後ろに残り、前方への求心力が得られず、前に走りにくくなってしまいます。
この話題に関してはこちら>>「身体はなぜ前に進むのか?」をご覧ください。

余談ですが、腰痛患者が、整体・カイロプラクティックスに通うと、良い先生は、この姿勢を指導してくれます。つまり腰の骨にとっても、正常な状態なわけですね。

【コツ】
これについては、ランニング・スキー・整体などで、違う言葉で指導されているようです。

  1. 上半身は真上(気持ち前傾)で背筋ピンの状態で、正面に向けた臍(ヘソ)から太ももにかけてを前に押し出す感じ。(ランニングの時)
  2. 尻をきゅっと締めて、臍は正面を向け、股間と太ももを前に出す感じ。(スキーの時)
  3. 状態をそらして腰からお尻に力を入れる感じ。(整体の時)

共通しているのは、でっちり(尻が後ろに飛び出して、腰が曲がって上半身だけ前傾)はNGということです。

【扶膝托掌(フーシートゥジャン)等/連効十八法(れんこうじゅうはちほう)】
骨盤の前傾に効果があります。
こちら>>頸項争力/練功十八法のすすめ

5.肘(ヒジ)を引く感覚で

肘(ヒジ)を引く感覚で

これはバランス系のスポーツ(例えば競技スキー、基礎スキー)、格闘技(ボクシング等)、球技(サッカー等)では、必要な項目です。身体の重心を軸にして、上半身と下半身のバランスをとってこそ、スキーの推進力(重心、遠心力)を得ることができます。サッカーやキックボクシングの強力で正確なキックも、上半身との連動によって行えます。ボクシングの上半身の打撃も、下半身の連動がなければ行うことはできません。
マラソンの場合も、無駄のない腕の振りにより、下半身の骨盤の動き、それによる股関節を中心にした両足の動きをスムーズに行うことができるようになります。

この話題に関してもこちら>>「腕を振って遠心力を利用する、等」をご覧ください。

【コツ】
次の図が、効率的な肘(ヒジ)の動きです。
良い肘(ヒジ)の使い方

  1. 肘(ヒジ)は、振るというより、真後ろに引く(押す)感覚です。
  2. 肩は振らない感覚です。
  3. 肩は上げない感覚です。
逆に次の図が、行ってはいけない非効率な動きです。
悪い肘(ヒジ)の使い方

  1. 肩を上げ過ぎない!
  2. 肘(ヒジ)を上下させない!
  3. 肘(ヒジ)を横に振らない!
  4. 力を入れ過ぎない!(力まない)
 

【ポイント】
肩甲骨の柔軟性を養っておくことが必要です。

【展翅飛翔(ジャンチィ・フェイシァン)等/連効十八法(れんこうじゅうはちほう)】
肩甲骨の柔軟性を養うことができます。
こちら>>展翅飛翔/練功十八法のすすめ

【参考サイト】
腕振りについては、実は人によって個性の差が大きいため、どれが正解なのか、意見が分かれるところです。
肩甲骨の柔軟性や腕の長さ等の身体的な違い、長い間のトレーニングで培われた習熟度の差といったものがあり、トップアスリート選手ですら様々です。
この話題については、こちら>>「サブスリー達成に重要な腕振りフォーム」が参考になりますので、ご覧ください。

6.前傾の意識を持って

前傾の意識を持って
前傾の意識を持って

この前傾姿勢も、状況や人によって傾きは異なります。極端な例ですが、スピードのあるランナーが短距離をダッシュするときは傾きは大きくなりますし、ゆっくりと走る場合は傾きは小さくなります。

しかし共通していることは「必ず前傾している」ということです。なぜならランナーは少なからず重力を推進力に変えて(求心力で)走っているからです。
(これについては、こちら>>「求心力と遠心力」もご覧ください。)

【自分にあった傾きを探す方法】
(1)腕を振って足踏みをする。(まだ移動はしない)
   (例)トン  トン  トン  トン
(2)だんだん(1)のペースを上げる。
   (例)トン トントントトトトト
(3)身体を前に傾ける。(すると身体が前進します。)
(4)この時、身体が倒れずに前進できる傾きが、そのスピードでの自分にあった傾きです。

【コツ】
本記事の1.~5.を思い出してやってみてください。

7.着地は真下を意識して

着地は真下を意識して
着地は真下を意識して

真下に着地することで、前方への推進力を相殺せずに、効率的に前進できます。
また膝(ヒザ)への負担も、まっすぐに脚を着地することで、最小限となると言われています。
(例えば、斜めに着地すると、ひざがひねられて怪我の元になります。)

しかし、初心者の方にとって一番難しいかもしれません。最初に、真下に着地ということを意識しすぎると、体重のある方や脚力のない方は、少し衝撃が強く感じるかもしれないからです。

ですから、まだうまくできない初心者の方は、「意識だけ」は真下に着地、と覚えて置いてください。

爪先(つまさき)着地と踵(かかと)着地

では、どうすればいいのか? しいて言えば、爪先着地と踵着地であれば、踵着地をしてから爪先に体重を移動させる、という方が自然です。

まとめ

「絶対に正しいランニングフォーム」というものはありませんが、「効率的なランニングフォーム」を身につけることで、無駄のないランニングができるようになります。
できるだけ身につけることをお勧めします。

次回

「効率的なランニングフォーム」は、無駄が無いため、長い距離を早く走ることに向いています。
しかし、ゴールまで(特に30km以降)それを維持し続けるには、身体の柔軟性や筋力があった方がいいと言われています。

次回は、そのためのトレーニング方法について、お話したいと思います。

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