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[基礎知識]DockerコマンドとDocker Composeコマンドの違いについて

6月 10, 2023
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 Dockerコンテナ管理に関して、(以下の2つ)
 ・「docker」コマンド
 ・「docker-compose」コマンド
は、部分的に互換性があります。
しかし異なる目的と機能を持つ異なるツールであって、完全な互換性はありません。

1.Dockerコマンド

 Dockerコマンドは、
 ・個々のコンテナの作成、起動、停止、削除
といった、個別のコンテナの管理を目的としています。


 Dockerコマンドは、
 ・Dockerイメージのビルド
 ・ネットワークの設定
 ・ボリュームの管理
 ・イメージやコンテナの一覧表示
といった、幅広いDocker関連の操作をサポートしています。


 Dockerコマンドを使用すると、
「コマンドラインで直接」に、コンテナを管理できます。

2.Docker Composeコマンド

 一方、Docker Composeコマンドは、
 ・複数のコンテナの定義と管理
を目的としています。

 Docker Composeは、
 ・YAMLファイル(通常はdocker-compose.yml
で定義された複数のサービス(コンテナ)の構成を管理します。


 このファイルには、
 ・サービスの依存関係
 ・ポートのマッピング
 ・環境変数の設定
などが含まれます。

 Docker Composeコマンドを使用すると、
「複数のコンテナを一括」で管理できます。

 一括起動、停止、スケールアップ/スケールダウン、ログの表示などがサポートされています。

3.要点(違いについて)

 従って・・・

(1)Dockerコマンド:

   個々のコンテナの操作に特化している。

(2)Docker Composeコマンド:

   複数のコンテナの管理に特化している。

4.特記(ただし・・・)

※ただし、Docker Composeは内部でDockerコマンドを使用しており、Dockerコマンドの一部の機能を利用することができます。

※また、Docker ComposeファイルにはDockerコマンドの一部の構文も使用されます。

※従って、DockerコマンドとDocker Composeコマンドは一部の機能で互換性がありますが、完全な互換性はなく、目的と機能の異なるツールとして使用されることが一般的です。

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