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「疑義注記」とは、企業の財務諸表において、会計監査人が会計処理に対して疑義を持った場合に記載される注記のことを指します。
疑義注記は、会計監査人が企業の財務諸表を審査する際に、会計処理や財務情報の開示に関して疑問点や懸念事項を持った場合に、それを財務諸表に注記することで表示されます。会計監査人は、企業の財務諸表が適切に作成・開示されているかを確認する責任を持ちますが、その中で疑義を持った場合には、疑義注記を記載することで、読者に対して注意を喚起し、情報の正確性や信頼性について警告する役割があります。
疑義注記は、会計監査人の専門的判断によって記載されるものであり、財務諸表のユーザーに対して、特定の会計処理や情報開示について留意する必要があることを示しています。疑義注記がある場合には、企業の財務諸表の信頼性や可読性を考慮する際に留意する必要があります。
また、四季報記載の疑義注記・重要事象は「企業の倒産リスクが高いか、高くないか」をかんたんに把握できるので、投資をする前にはしっかり確認しておきたい部分です。
疑義注記とは、「継続企業の前提に関する注記」のことです。
企業が将来にわたって事業を継続するとの前提を「ゴーイングコンサーン」といいますが、連続した赤字や売り上げの著しい減少などにより、事業の継続に問題が生じた場合には、財務諸表などに注記することが義務付けられています。疑義注記の付いている銘柄は、それなりのリスクがあることを認識しておきましょう。
こうして、連続赤字で銀行融資が難しくなった場合は、事業継続のため悪魔の増資・MSワラントなどの手段を取らざるを得ない場合もあるようです。