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以下に、主要なクレジットカードブランドにおけるLuhnアルゴリズムのバージョンについて説明します。
- VISA: VISAカードには、16桁の「VISA 16」と13桁の「VISA 13」の2種類のバージョンがあります。VISA 16の場合、Luhnアルゴリズムによって、最後の桁を除いた15桁の数字列を2で割った余りを計算し、10からその余りを引いた数を最後の桁として付加します。VISA 13の場合は、同様にLuhnアルゴリズムを適用しますが、13桁目を1桁目として計算します。
- Mastercard: Mastercardカードには、16桁の「Mastercard 16」と、Maestroカードなどのデビットカードに使われる19桁の「Mastercard 19」の2種類のバージョンがあります。Mastercard 16の場合、Luhnアルゴリズムによって、最後の桁を除いた15桁の数字列を2で割った余りを計算し、10からその余りを引いた数を最後の桁として付加します。Mastercard 19の場合は、同様にLuhnアルゴリズムを適用しますが、最後の桁をチェックディジットとして使用します。
- American Express: American Expressカードには、15桁の「AMEX 15」があります。AMEX 15の場合、Luhnアルゴリズムによって、最後の桁を除いた14桁の数字列を2で割った余りを計算し、10からその余りを引いた数を最後の桁として付加します。また、AMEXカードの場合は、先頭2桁が「34」または「37」で始まることが必要条件です。
- Discover: Discoverカードには、16桁の「Discover 16」があります。Discover 16の場合、Luhnアルゴリズムによって、最後の桁を除いた15桁の数字列を2で割った余りを計算し、10からその余りを引いた数を最後の桁として付加します。
以上が、主要なクレジットカードブランドにおけるLuhnアルゴリズムのバージョンです。ただし、各カードブランドは、バージョンの変更や独自のアルゴリズムの採用など、随時変更される可能性があるため、最新情報を確認することが重要となります。