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[基礎知識](ローカルホスト)ブラウザからDockerコンテナ内サービスにアクセスする場合の注意点

9月 17, 2023
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 ブラウザからコンテナ内のサービスにアクセスする場合、主に2つの要因を考慮する必要があります。

1.ポートのバインディング

 Dockerコンテナを実行するときに、ホストとコンテナ間でポートのフォワーディング設定が正しく行われているか確認する必要があります。

・docker run -p <ローカルホストのPort番号>:<コンテナのPort番号> <基本イメージ名>

実例:

docker run -p 8000:8000 ana_image

または

docker run it -p 8000:8000 –name ana_container -e DISPLAY=host.docker.internal:0.0 anaconda_image

補足:

docker run コマンドで使用されるフラグ -it-e は、Docker コンテナを操作する際に特定の設定やオプションを適用するために使用されます。

  • -it: このフラグは、-i(インタラクティブ)と -t(TTY)の組み合わせです。このオプションを使用すると、コンテナが実行された後にシェルプロンプトが開いて、ユーザーがコンテナ内でコマンドを実行できるようになります。基本的には、コンテナと対話的に作業する場合に使用します。
  • -p 8000:8000: これはポートマッピングの設定で、ホストマシンの 8000 ポートとコンテナの 8000 ポートを接続します。
  • --name anaconda-dockerfile-gui-container: コンテナに anaconda-dockerfile-gui-container という名前をつけます。
  • -e DISPLAY=host.docker.internal:0.0: -e フラグは環境変数を設定するために使用されます。この例では、DISPLAY 環境変数に host.docker.internal:0.0 という値を設定しています。これは通常、GUI アプリケーションをコンテナからホストマシンに表示するために使用されます。

anaconda-gui-mount-image:latest は使用する Docker イメージの名前です。

このコマンド全体で行われることは、anaconda-gui-mount-image:latest というイメージから新しいコンテナを作成して実行すること、その際にインタラクティブモードで起動し、特定のポートと環境変数を設定することです。

2.サービスのホスト名

 Djangoや他のWebフレームワークは通常、localhost127.0.0.1でのみリッスンする設定になっています。Dockerコンテナから外部に公開する場合は、0.0.0.0などでリッスンするように設定する必要があります。

・python manage.py runserver 0.0.0.0:8000

※Djangoプロジェクトでmanage.pyを使用してサーバーを起動する場合、以下のように0.0.0.0でリッスンするように指定します。

 これらの変更を行った後、ホストマシンのブラウザからhttp://127.0.0.1:8000にアクセスすると、Djangoの起動ページが表示されるはずです。

 もし、これでもアクセスできない場合、Windows Defenderの設定を見直す必要があるかもしれません。しかし、先ほどのインバウンドルールでDockerのIPアドレス範囲を許可しているので、通常はこれ以上の設定は不要です。

補足:

 上記は、anacondaコンテナの場合について言及してありますが、もしMySQLコンテナを起動する際にも、注意が必要です。

 

MySQLコンテナを外部(ホストマシンなど)からアクセス可能にするには、確かにポートのバインディング(マッピング)が必要です。ただし、MySQLの場面では、Djangoとは少し違いがあります。具体的には、MySQLサーバーがDockerコンテナ内で起動する際にどのIPアドレスでリッスンするか(通常は0.0.0.0で全てのIPからの接続を許可)は、MySQLの設定ファイル(通常はmy.cnfmy.ini)で設定されます。

基本的には、以下のようなdocker runコマンドでMySQLコンテナを起動する際に、ホストOSとコンテナのポートをマッピングします。

・docker run -p 3306:3306 –name some-mysql -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=my-secret-pw -d mysql:tag

 

この例では、ホストマシンの3306番ポートがコンテナ内のMySQLサーバー(同じく3306番ポート)にマッピングされます。

注意点としては、この設定ではホストマシンが他のネットワークからもアクセス可能な状態になるため、セキュリティに注意が必要です。

 ホストマシン上で既にMySQLが動いている場合、ポートの競合を避けるためにホストマシンの別のポート(例:3307)を使用することもできます。

・docker run -p 3307:3306 –name some-mysql -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=my-secret-pw -d mysql:tag

 

この設定では、ホストマシンの3307番ポートをコンテナ内の3306番ポートにマッピングしています。この場合、MySQLクライアントツールやアプリケーションから接続する際には、ポート番号として3307を指定する必要があります。

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