1.Dockerのクラスター管理ツール
Docker DesktopにおけるSwarmノードは、Docker Swarmと呼ばれるDockerのクラスター管理ツールで使用されるコンセプトです。Docker Swarmは、複数のDockerホスト(ノード)を1つの仮想のマシンとして扱うことができるようにするための機能です。
2.Dockerデーモンのインスタンス
Swarmノードは、Dockerホスト(物理または仮想マシン)上で実行されているDockerデーモンのインスタンスを指します。これらのノードは、Swarmクラスターの一部として参加し、Dockerコンテナのスケーリング、負荷分散、高可用性などの機能を提供します。
3.マネージャーノードとワーカーノードの2つの役割
Swarmノードは、マネージャーノードとワーカーノードの2つの役割を持つことができます。マネージャーノードはSwarmクラスターの制御と管理を担当し、ワーカーノードは実際にコンテナを実行する役割を担います。
4.スケーリングや冗長性の確保などを実現
Docker Desktopでは、Swarmモードを有効にすることでSwarmクラスターを構成し、ノードの管理や操作を行うことができます。Swarmノードの追加や削除、タスクの割り当てなどの操作を通じて、Dockerコンテナのスケーリングや冗長性の確保などを実現することができます。
5.事例紹介
(1)[レビュー]Docker Swarmクラスターに、MySQLコンテナをデプロイする方法
上記「4.スケーリングや冗長性の確保などを実現」について、実際にクラスター(今回は2ノード)を作成し、MySQLコンテナをデプロイしてみた時の作業記録です。
(2)[基礎知識]Docker Desktopで、docker service createコマンドで作成したSwarmクラスター上にデプロイしたコンテナが、削除しても、再起動してしまう件について
上記Swarmクラスターで、どのように冗長性が確保されているのか、スケーリングはどうされているのか、についての事例紹介です。