前回「[基礎知識]Dockerコマンドリファレンス(レビュー)~Docker管理コマンド~」で、Docker日本語サイト本家「Docker-docs-ja」のDocker管理コマンドをレビューしました。
今回は、イメージ用コマンドについて、試行してみます。
以下は、その際の作業記録です。
(以降のコマンド実行実例は、前回までに作成した環境におけるDocker Desktop環境です)
(※上記は、MySQLコンテナを実行した状態である、ということの確認画面になります)
1.イメージ用コマンド
Dockerのイメージ用コマンドは、Dockerイメージを作成、管理、エクスポート、インポートするためのコマンドです。以下に各コマンドの具体的な解説と実例を示します。
(1)build
docker build
コマンドは、Dockerイメージをビルドするために使用されます。Dockerfileと呼ばれるテキストファイル内で指定された手順に従って、Dockerイメージを作成します。
(2)commit
docker commit
コマンドは、実行中のコンテナから新しいイメージを作成するために使用されます。コンテナ内で行った変更を新しいイメージとして保存することができます。
(3)export
docker export
コマンドは、指定したコンテナのファイルシステムをアーカイブファイルにエクスポートします。エクスポートされたアーカイブは、別の環境でインポートして使用することができます。
(4)images
docker images
コマンドは、ローカルに保存されているDockerイメージの一覧を表示します。
(5)history
docker history
コマンドは、指定したイメージの履歴情報を表示します。イメージがどのように構築されたか、各層の詳細な情報やコマンドが表示されます。
(6)import
docker import
コマンドは、docker export
コマンドでエクスポートされたアーカイブファイルからDockerイメージを作成します。
(7)save
docker save
コマンドは、指定したDockerイメージをアーカイブファイルに保存します。
(8)load
docker load
コマンドは、docker save
コマンドで保存されたDockerイメージをロードして復元します。
(9)rmi
docker rmi
コマンドは、指定したイメージを削除します。